雑談が止まらない

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高橋一生の一人芝居!2020ニーゼロニーゼロを観た感想だよ!

京都劇場、8/11(木)12:00開演、2階席のやや下手よりの席からの観劇レポです(ネタバレあり)

 

開演すぐ一階の下手寄り通路から、一生さまはご登場!小道具の「白い箱」を階段に使って、舞台へと登壇。「うわ〜…生の高橋一生や…」って、持参したオペラグラスでガン見した(笑)生で拝見するのは初めてだったんだ……。

開演後すぐ、入場された方がおられたようで「あれ?今きたの?」といじって空気を和まされてた(もう素敵)

途中「唐揚げにはレモンかける派だし」って台詞があって、カルテットファンの私は、それだけで大喜びしたよ。

オペラグラスを持参して参戦したので、クシャッとスマイルしっかり拝見できました!

舞台を拝見するまでは、ぶっちゃけ「演目難しそうやな…話わからんくて一生さまの一挙手一投足をオペラで追うだけで終演しそう」って思ってた。

やけど途中からは「一生さまを見に来た!」って事は忘れて、クロマニョン人の時代から2700年?の未来まで、不思議な時間旅行の世界に没入してました。名ナビゲーターだわ……。世界を構築するパーツに徹されていた感じ。

「正しさが口を封じる!」って一生さんが全力で叫ばれる度に、心苦しさが解放されていく心地よさがあった。「遠くへ行きたい!」って台詞も!

2020年以降、「怒られたら嫌だな」「争いたくない」って気持ちから、自分の発言に対してセンシティブになっている事が多かったので……。

思ってること、もっと好きに自由に話したいし……遠くにいる大好きな友達にも会いたいし、旅行が大好きやから、純粋に遠い場所へたくさん行きたい(笑)舞台の世界観に、圧倒された……。

あのたくさん積み重なられた「白い箱」は、情報とか文字の象徴ですか……ね!?

合理的が行き過ぎるあまり、画一化されて極端に平均化されていく世界はつまらな過ぎる!的な気持ちを代弁してくれた舞台だったと思う。

 

しかしながら、終盤が近づくに連れて、今度は高橋一生さんが放たれるパワーから目が離せない舞台でもありました。

1時間20分、休憩無し!

ずっと1人で喋って動いて、時には踊って歌まで歌って!尋常ではないパワーだわと。

1人で5役!?されてたのかな?壮絶!

 

同じ大きさの小さな白い四角がいっぱいでっぱった背景の壁を軽々とボルダリングされてる時、何かを遠くに投げる時のしなやかな肩の動き……アラフォーとは思えない筋肉の動きだったように思う……(感動)

舞台上での役から役の早変わりもすごく自然で、舞台の世界にどっぷり浸れました。(白いシャツに黒いパンツのお衣装で、カツラを被ったり、シャツの上から何かを羽織ったりして早変わりされてた)

白いシャツの背中に、いっぱい汗を滲ませて全身全霊で演技されてる高橋一生を見ることができて本当に幸せだった……。あ!イヤラしい意味じゃないよ! 最初は正直、イヤラしい目で見るつもりだったんだけど(ゴメンナサイ🙏💦)ホントーに凄すぎて、そういうものが全部吹っ飛んだ!

同じ時代に生きてるからこそ、生の演技が見れたんだ……って、そんな喜びを感じたの。同じ空間を共有することができたんだもの……同じ時代を生きてる仲間だわって(笑)

世阿弥を見ることが出来た室町時代の人が羨ましいわね!みたいな!?

1階席前列のみなさんはスタンディングオベーションされてたわ🤗(私も立ち上がりたかったけど2階は誰も立たれてなかったので止めた。ほぼ宝塚しか観たことないので、他のお芝居のマナーがわからなかった💦)

 

舞台は不要不急なものではないかもしれない。

だけど日常ばかりだと、同じ景色と同じ人間関係に閉じ込められて息苦しくなっちゃう。

私にとっては、素敵な小旅行(ショートトリップ)でした。非日常があることで日常を大切にできると思うんですよね。

 

日常を忘れさせてくれる、本当に素敵なひとときに感謝🥳✨

これから観劇される方が羨ましい〜〜✨✨

全力でお楽しみあれです🥰❤️❤️