雑談が止まらない

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ウルトラジャンプ2021年11月号付録 岸辺露伴は動かない小説「黄金のメロディ」を読んだ感想(ネタバレあり)

 まず「気難しいし、オレ様だし、『ヘアバンド』だし……」って、露先生にハッキリ言っちゃう泉京香くんのことが改めて好きだと思った。

 時系列で行ったら、「六壁坂」と「富豪村」の間のお話になるんですね。まさか「富豪村」の冒頭で露伴先生がポツリと言っていた「金環日食」の話の裏に、こんな壮大なストーリーがあったなんて感動。
 金環日食のビジュアルから、レコードの着想が生まれたのかな〜?
絵面がカッコイイなぁ。
「黄金のメロディ」は「くしゃがら」に引き続き、一つのことに取り憑かれちゃった求道者案件なのね……。(十五先生は、露伴先生のお陰で命拾いされて本当に良かったわ……)
 それにしても「狂気と春」って、すごく相性良いのね。
 春の長閑さが、より怖さを引き立てていた気がする。
 読んだ直後、悲しい狂気だったなって思った。
 一つの事を追求し続ける事が、良い結果に転ぶこともあれば、破滅を呼び込むこともあるものね……。
 ものすごーーく、一個の事にのめり込んでいる時って(恋でも、推しでも、スポーツでも、メル○リでも……)他のことが「どーでも良くなっちゃって、それ以外のことを蔑ろにしちゃう」って誰にでもあり得ることだとは思うのですが……それが極端に走ると町が一個消滅しちゃうだなんて……。黄金のメロディに取り憑かれちゃってたから、仕方ないの……か?いやいや。
 露伴先生も言ってたけど、純度100%って本当に怖い。排他的になるし。
 白黒だけじゃなくて、グレーも大切よね……と改めて思った。
 まぁ〜〜……そうやってグレーばかり選んでいると、自分みたいな「何も極めない」大人が出来あがっちゃう一面もあるけど……(笑)
長くなったけど、面白くて一気読みしました。後半の「原作者岸辺露伴」も楽しみだにゃ〜〜。

 泉くんに、年頃の女の子って言っちゃう露伴先生が、27歳には思えない……(笑)
 最後に〜…
 ドラマ版と比較して、小説版は泉くんと露伴先生が、よりバチバチやり合っていて、本当にいいコンビだなぁ〜〜って改めて、にっこりしちゃっいました!!!!!!
 愛し合うように、ケンカしてくれ〜〜!(感…電!)